フレームの素材で価格に違いが出ます。主な素材は安価なアルミ、衝撃吸収力が高く高価なカーボン、重量はあるが耐久性も高いクロモリ(クロムモリブデン鋼)など。
衝撃を吸収するためのサスペンションを搭載していないものを「リジット」、前輪と後輪の両方にサスペンションが搭載されているものを「フルサスペンション」、前輪のみのものを「ハードテイル」という。また、競技種別ごとに種類が分かれており、得意な走り方も変わる。「クロスカントリー」は起伏のある山道を長距離、高速移動するためのモデル。「トレイル」はクロスカントリーよりも機動性を求めたモデル。「ダウンヒル」は下りに特化したモデル。「エンデューロ」は、下りを重視しつつも、上りもあるモデル。
ロードバイクとマウンテンバイクのそれぞれのいいとこどりをしたのがクロスバイク。各社モデルによって、ロードバイク寄りのもの、マウンテンバイク寄りのものがあるので、自分がどういう使い方をするかイメージして選びましょう。
自転車芸人としても知られている安田大サーカスの団長安田さん。ご自宅のガレージとつながる空間は、自転車のための趣味部屋で、自転車に関連するアイテムが所狭しと並んでいる。初心者方の自転車購入に付き添うこともあり、その場合は、パーツを見てアドバイスをするそう「同じメーカーで同じデザインの自転車でも、使われているパーツのランクが違うということもあるので、価格とのバランスを見てよいものを選びます」(団長安田さん)。上級者になれば自分で好きなパーツを交換するのも楽しみのひとつですが、初心者のうちは快適さと価格のバランスのいいものを、詳しい人に相談して選ぶのがよいとか。「あと、いろいろなブランドがありますが、自転車を専門に出しているメーカーのものがいいですね」とのこと。ちゃんと品質管理がされている、安全性能が保証されたものを選ぼう。
何十キロも走行するスポーツバイクは運動量に比例して、汗もたくさんかきます。サイクルジャージは自転車に必要な機能に特化したウエアなので、着用すればライド中の快適さが格段にアップ。「ジャージを着るのに抵抗がある人は、せめてインナーを速乾性のものにするだけでも違いますよ。あと、大事なのがヘルメット。使用期限があって、異常がなくてもだいたい2、3年で買い替えが必要です」。強い衝撃を受けた場合は、さらに交換時期は早まります。スピードが出るスポーツバイクには、ヘルメットは必須のアイテムです。また、ペダルに足を固定させるビンディングシューズというスポーツバイク専用の靴もあると、さらに走力がアップ。慣れるまでには練習が必要ですが、スポーツバイクの性能を引き出すためには欲しいアイテムです。そしてスポーツバイクの長時間の乗り心地を左右するのがサドル。「昨日は良くても今日はしっくりこないことも。“サドル沼”という言葉があるくらい、つきつめると奥の深い世界です」。乗り心地の違うものをいくつか揃えて、自分に合うものを見つけましょう。
自転車で遠出ができない時期、自宅でのトレーニングで大活躍したのが、スマートローラー。オンラインでバーチャルサイクリングが楽しめるアプリと連携して、自宅で自転車が楽しめる。「最初から、外では乗らずに家だけで自転車を楽しみたいからと買った人もいますよ。マンションとかだと音が響くこともあるので、振動防止のマットとかも一緒に調べるといいですね」(団長安田さん)。しばらくレースのない時期が続き、モチベーションが下がってしまうこともあったそう。それでも自転車は楽しい、とのこと。「ちょっとしたことの積み重ねが楽しいんです。ちょっと寄ったコンビニで買った半分凍ったコーラがうまいとか。信号待ちのときに、以前よりも長く足をつかずにいられるようになったとか。徒歩や車で行けないところに行けるとか。何がいいとは一言では言えないけれど、そういう小さな幸せがたくさんあるような気がしています。あと飯がうまい! これははっきり言えます」。
自転車は命を預けるものなので、ちょっとでもわからないことがあれば、問い合わせをしましょう。その返信の誠実さで信頼度がわかります。
基本的なことですが、出品者の評価コメントや件数を忘れずにチェックしましょう。
Yahoo!オークションで購入する前に、実際の乗り心地をどこかで試せるといいですね。また、購入した自転車は、乗る前にちゃんと整備しましょう。防犯登録も忘れずに。
1974年兵庫県出身。2001年4月にクロちゃん、HIROの3人で「安田大サーカス」を結成。『第25回ABCお笑い新人グランプリ』審査員特別賞、『第41回上方漫才大賞』奨励賞を受賞。テレビ番組の景品としてロードバイクが当たったことから自転車にハマり、トライアスロンにも本格的に取り組んでいる。YouTube『チャンネル団長安田』では自転車関連の動画を日々配信している。
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