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商標権は、商標法により保護されていることはわかりました。でも、そもそもその権利を保護しないどうなるのでしょうか? |
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多くの種類の商品やサービスについて、生産者や提供者を一つ一つ調べ、質を確認するのは大変です。商標は、商品の出所や品質を知るための大事な目印となっているので、保護は必要なことなのです。 |
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つまり、商標があれば、以前に買った商品やサービスを次に探し出すのが簡単になるということですね。 |
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そう。商標権が保護されていなかったら、目印の意味がなくなってしまいますね。
でもそれだけではないの。商標は、他社の商品と区別する役目も果たしています。たとえば、肖子ちゃんがジュースを買うとき、容器のラベルがなじみのある会社のものだったら安心しませんか? |
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はい。特に、飲んだことのないジュースばかりだったら、「この会社の商品なら」と、ロゴを見て買うと思います。 |
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それは、容器にはられたラベルやロゴを見て、ジュースのおいしさ等、一定の品質を期待しているからなの。つまり、ラベル等のマークは単にマークだけでなく、業務上の信用なども表わされているのです。 |
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中身が違うのに、同じような商標をつけた商品が並んでいたら困ってしまいますね。 |
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生産者にとっては、知らないところで許可なく自分の会社の名前が使われ、自社製品とよく似た粗悪品が出回れば、会社の信用やブランドイメージが傷つけられてしまいます。将来的にも大きな被害を受けてしまいますね。 |
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